痛車を作りたいんだけど・・・
「痛車を作りたいんだけどいくらかかるかなぁ?」
看板製作業をやっているのでこんな事をよく聞かれます。
一口に「痛車」と言っても製作方法、サイズ、車種、またデータによって金額は全く違います。
まず、「どんな感じにしたいのか」ですが
・レースカーのスポンサーシールのように、メーカーロゴをカッティングシートで貼りたい
・キャラクターをワンポイントでカッティングシートで貼りたい
・キャラクターをフルカラーでボンネット等に貼りたい
・車体全てをフルカラーでラッピングしたい
など。
次に「どんな車種に貼りたいのか」
・軽自動車
・クーペタイプのスポーツカー
・マーチなどのスモールカー
・セレナなどミニバン
・エルグランドなどワンボックスカー
・トラック・バス
・原付
・ビッグスクーター(痛単車)
など。
あと、重要なのがデータの有無です。
カッティングシートによる製作の場合はアウトラインデータ(illustratorなどで作成したもの)が必要です。
フルカラーの場合、データの形式はいろいろですが
・イラストレータで作成したカラーデータ
・フォトショップで製作したカラーデータ
・SHADEなどで製作したデータ
・雑誌等をスキャンしたデータ
・ネットで拾ったデータ
などが考えられます。
一番良いのはイラストレータで作成したデータです。利点としては
・拡大してもジャギー(ギザギザ)が出ない
・データが軽い
・色の変更、調整が容易
などが挙げられます。
その他のデータはいわゆる「ラスターデータ」と言われるもので、小さな点(ドット)の集合で絵を作っています。面積あたりにどれだけの点があるかが重要で
(解像度)点の数が多いほど画質はいいですが、データサイズも大きくなります。
ネットなどの画像はファイルサイズを小さくしているため、実際製作したい大きさにした時は見られた物じゃありません。ホントの痛い車になってしまいます。
「痛車(痛単車)を作りたいんだけど・・・」と聞かれたときに一番困ってしまうのが、このデータの問題です。
痛車を作りたいと思っている人はたいていPCを持っていると思いますので、一度データを画面上で実寸まで拡大してみて下さい。納得いくようでしたら製作に進みましょう。